Design Award 奈良GALA のロゴが完成しました。紆余曲折を経ての完成になり、その経過も紹介させていただきます。
TOPICS
奈良GALAについて
応募概要
評価方法・賞
受賞作品
デザイン
Design Award 奈良GALA のロゴが完成しました。紆余曲折を経ての完成になり、その経過も紹介させていただきます。
初期ロゴ案
イメージは…1人のデザイナーのアイディアが、始めは単純な形(丸)だったものが広告として世に出るまでに
だんだんと花が咲くように変化していく。さらに、その軌跡(奈良のNの形)が複数集まって、ひとつの
大きな花柄(GALA)を形成する。渦のように、万華鏡のように。5角形なのは、当企画での広告デザイン
評価基準を5つ(コンセプト・レイアウト・色彩・独創性・効果)にまとめようと考えて制作しました。
ただ、今後のロゴの展開を考えると、色数の多さが逆に使用シーンを限定してくるのではと考え、第2案の制作に移りました。
第2ロゴ案
できるだけ多くのシーンで使えるように、色数を減らしたり、奈良のイメージを出そうとしたり、色々と試行錯誤の段階。修正しては戻しを繰り返す、デザインの迷宮に入ってしまっている状態でした。
最終ロゴ案
初期の企画名の案「奈良デザインGALA」を「Design Award 奈良GALA」に変更したことに伴い、ロゴのレイアウトも修正。「奈良」の表記を漢字にし、フレームのモチーフをぐっと減らしてスッキリさせました。
正倉院文様に見られる花喰い鳥を参考に、花を羽ペンに変えてデザイナーの象徴にし、それと見つめあう形で、蝶の文様をエンドユーザーの象徴として配置しています。
メインの文字とフレームの輪は、閉じた部分をなくして開放感を出し、現役デザイナーにオープンに参加してもらえるように願いを込めています。色は年月を経た金色で、古都の歴史と品を感じさせるようにしました。
また、今後のロゴの展開も踏まえて、1色バージョンと、横バージョンも制しています。奈良GALAの想いを乗せたロゴが、多くの人に見て頂けることをを願っています。(ロゴ制作・文章:辻 絵理)