TOPICS
奈良GALAについて
応募概要
評価方法・賞
受賞作品
INTERVIEW WITH CREATORS
TSUJI ERI
グラフィックデザイナー / 株式会社epo 代表取締役
得意なジャンル
手がけてきたプロジェクト
history
気付かれにくいこだわり
-secret motto-
字間・行間・余白は、納得いくまでチマチマ調整します。
作業中は目を細めたり見開いたり、けっこう変顔になっています。
広告を形成するすべての要素が、きちんと「伝えたいストーリー」に基づいているか、関係性が感じられるか、ということは作る時も見る時も気にします。
作業中欠かせないモノ
-favorite-
①amazonプライムミュージック。
作業中のBGMは、一緒にノッて歌ってしまわないよう「落ち着いた”知らない曲”の垂れ流し」が理想です。
ジャズバーBGMとか瞑想BGMとか。なんせ曲数が多いので便利です。クラシックは意外とドラマチックでつい聞き入ってしまうので、作業中は聞けない…
②ねこ。
道端で困ってたから拾ってきました。おひざウォーマー兼見張り役として。
好きな作業
-favorite process-
名前を付けるのが好きです。
新商品・新規事業・キャラクターのネーミングなどなど…。名前とは「支配」で「願い」なんですな。
印象に残っている周囲からのアドバイス
-memorable advice-
「目上の方の敬い方」「大人の気配り・付き合い」「美しい言葉遣い」など、 実地で学ぶ機会がわりと少なかったのですが、茶道のお稽古ではこのあたりを 師匠や先輩方から優しくもピシッと注意されるので大変ありがたいです。
得意なこと
-strong point-
クライアントと直接お話しし、広告内容をストーリー立ててビジュアルに落とし込み、印刷発注・配布・公開まで、一括で請け負うこと。
代理店や下請けを介さず広告を仕上げるデザイン事務所は、意外と少ないらしい。
自慢したいこと
-pride-
お仕事のリピート率100%。へへ。
お仕事の取り方は?
-sell method-
個人事業時代はタウン誌を定期発刊していたので、新規店を足で回って 広告枠を販売し、ついでに他の広告物も請け負う、というスタイルが主でした。
現在は、複数店舗を抱えるオーナー様やフランチャイズ等の本部会社様からのお仕事がメインとなり、ご紹介も頂けるようになったので、キャパを考えると最近は新規開拓に正直あまり積極的ではありませんでした。
ただ、やはり新しい出会いがなければさらなる成長が見込めません。 そこで現在は今までとは違うやり方を試しています。
具体的には、既存クライアントへの、企画段階からのメディアミックスの提案(今までは頼まれたことを一所懸命やるスタンスでした)。
自社サイトの充実。今までの弊社サイトは名刺やパンフレット代わりとしての機能しか重視しておらず、既存のお客様や一度お会いした方向けでした。これを今後はSEO対策も兼ねて情報発信型にシフトしていこうと鋭意制作中です。
さらに、当イベント『奈良GALA』を開催し、刺激と出会いを生むことで、デザイン力の高い人たちと切磋琢磨して、自分たちのデザイン力を向上させる。
これらの行動を続けていけば、時間はかかりますが弊社の営業活動・収益アップにつながる気がしています。
打ち合わせの方法は?
-communication-
デザイナーの私自身はたまにしか外に出ません。私よりコミュ力・交渉力が高い営業兼ディレクターの夫にかなりお任せです。
彼はクライアントと弊社、双方の代弁者でなくてはならないので非常に大変そうです。もっと優しくしようと思います。
よく、営業とデザイナーの確執の話を耳にします。
営業側からは…
「いいから指示通りに作ってよ」
「なんか大胆かつ繊細で今まで見たことないデザインで頼むよ!」
「あいつ言うこと聞かないー」
制作側からは…
「作り手の手間も考えずに…」
「なんでこんな値段で受けてくるんだ」
「また丸投げかよー」
…こんな感じのアレコレです。
原因は「コミュニケーション」と「当事者感覚」の欠如です。
弊社では、営業兼ディレクターの夫は自分で売り物レベルの制作もできます。
だから、広告デザインするにあたって必要な情報や、制作しやすいようなストーリーを当事者感覚で想像し、最大限伝えようとしてくれます。
それに対して、デザイナーも「どや!このデザインカッコイイでしょ!これで押し込んできて!」では無責任です。
なぜその素材を使ったのか、伝えたいことを伝えるためになぜこの流れにしたのか、クライアントに制作側の意思を伝えやすいように、営業の当事者感覚できっちり「言葉」で説明することが不可欠です。
説明の筋が通っていればデザイン変更や修正がきても、どの前提が間違っていたか、どう修正すればいいのかわかりやすいですから。
とはいえ、ものすごい自信作ができちゃった場合は、夫にだけは「どや!」をして一見さんとしての反応を見る…ということもたまにしますが。
奈良GALAへメッセージ
-message for NARAGALA-
戦うデザイナーに栄光を。
動き出したばかりの奈良GALA企画ですが、クリエイターにとって色々な意味で利用価値のあるイベントに育ててゆきたいと思います。