TOPICS
奈良GALAについて
応募概要
評価方法・賞
受賞作品
INTERVIEW WITH CREATORS
KIMURA SACHIKO
グラフィックデザイナー / 筆文字 / 木村アートプランニグ 代表
得意なジャンル
手がけてきたプロジェクト
history
気付かれにくいこだわり
-secret motto-
ひとつ一つの仕事に自分が納得いくまでやりきるところです。
デザインのバリエーションは無数にあるので、よりよいデザインになるよう実はかなり時間をかけているんです。
特に字間や文字の大きさ、色の微妙な調整など細やかな点までかなり神経を使いますし、「写真かイラストか」、「装飾的なものかシンプルなものか」など、その時その時のイメージにふさわしい表現をなるべく取り入れるように気を使っています。
作業環境・仕事部屋
-work studio-
間近に三輪山を望めJRの2両のローカル電車が通る自然に包まれた気持ちの良い環境に職場があります。
事務所には自作の書画作品があちこちの壁にかけてあって接客の為のスペースにある大きな黒いテーブルが時には作業台にもなり、私のお気に入りの空間です。
imac、スキャナー、レーザープリンターはよきパートナーです。初期のmacはフリーズが頻繁にあり泣きをみてましたが、現在は快適に稼働しています。
仕事が一段落したら夜に照明をおとしてYouTubeのミュージックライブをボリューム上げて聴いたりジャズを聴いたりしてリフレッシュしています。
休日でも自然にmacに向き合ってると落ち着きます。
好きな作業
-favorite process-
今は筆をもっている時間が好きです。
その注文に合ったイメージを膨らませる為に絵を描いたり、得意な筆文字でロゴを書いたりしています。
このようにアナログならではの偶然できる美しさや面白みを生かしつつ、デジタル技術と並行させながら制作しています。
印象に残っている周囲からのアドバイス
-memorable advice-
あるパッケージデザインを担当させていただいた際、その完成品を見た前の会社の上司から商品そのものよりも自分の表現したいものが強すぎると指摘を受け、ハッとさせられたことがありました。
それからはいつもデザインにおいて自分が主張しすぎていないか自問自答しながらデザインに取り組むようにしています。
また書道の師匠には、「過去の経験の枠にとらわれることなく、新しいことも前向きに受け入れてみること。
そうすれば思考錯誤の末、何か達成した時に過去の自分からは確実に前進しているよ。」と、助言をいただきました。
このことは今となっても実践していて心から感じていますね。
こらアカン、と思った時
-useless-
できないのにできている自分を想像して錯覚し、色んなアプリケーションソフトに手を出して、さあ頑張って習得しようとマニュアル本を購入し、粘り強くもしつこくやってもやっても理解できない一線を超えられず、夜な夜なそれに費やす時間に疲れて、こらアカンと悟りました。
やっとこの時期に自分には理解不可能な分野があると認識し、得意な人にその分野は任せて本職のデザインにこそ時間を有意義に使わないとだめだとわかりました。
自慢したいこと
-pride-
お客様からは、女性の観点からのきめ細やかな配慮ができる、ほんわりしているため威圧感がなく気軽に相談しやすいと言っていただいています。
そして今では当たり前になってしまったPCですが、アナログからデジタルに移行する時代の中で、乗り遅れないよう必死に独学で勉強しながら変化に対応してきました。そんな自分の粘り強さが自慢です。
今は独立したイラストレーターの娘夫婦とWEBコーティングでお世話になっている甥っ子、そして厳しい批評をしてくれる息子が私の仕事のよきアドバイザーであり助け人です。
失敗談
-horror stories-
人を外見判断で信じてしまったばかりに、あとでしまった!と後悔したことが…。
受注後の支払いのタイミング、仕事の契約事項(簡易)を曖昧にしていたために報酬を受け取れなかったことがあります。
のど元過ぎれば熱さを忘れのごとく同じ繰り返しをしてしまって!
こらアカンと思いホームページにその項目を記載したり、打ち合わせの際にも注意するように心がけています。
奈良GALAへメッセージ
-message for NARAGALA-
今回奈良GALAに参加し、奈良のデザイナーさん達と出会う事で刺激を得るこができました。
奈良にも活躍しているデザイナーがいることをこの活動を通じて広がっていく事を願っています。